My Time At Portia

感想

ジャンル:経営SLG/オープンワールドADV
価格:¥3,090(定価)
プレイ時間:50時間~
日本語化:公式対応

『きみのまちポルティア』というタイトルでCS移植もされている。


Stardew Valley(以下SV)と比較されることの多い本作だが、牧場物語ベースのSVに対してこちらのゲーム性はむしろアトリエの方に近い。延々と続く素材調達→生産→依頼達成のサイクルにより、スローライフとはおよそ縁遠い内容となっている。忙しい。とにかく忙しい。
もっとも、ど○ぶつの森が退屈すぎて遊べない筆者にはよかったと思う。

日本語対応ではあるものの、質はよくない。この手のローカライズはそもそも口調の統一が困難なことが多いのでそこはむしろ頑張ってる方だと思うのだが、文字化けや剥き出しのカラーコード、未訳、誤訳が散見される(CS版だと多少マシになっているという噂)。特にv2.0に関しては原文からして怪しいものが多く、開発からも販売先からもほとんどテストされていないと見ていい。

その他、イベントに導線の弱いものがある、ミッション期限の有無がわかりにくい、戦闘アクションが大味、交友スキルが死んでる等ところどころで粗が目立つ。正直言って完成度は高くないが、シナリオの進行に合わせての要素の解放具合などはなかなか絶妙。NPCのクセのある造形も慣れてくると味わい深く、またメインストーリーがあることがモチベに大きく寄与してくれる。

クラフトで街を発展させていくという部分や世界観、シナリオ、キャラクターには光るものがあるだけにブラッシュアップされたらかなり良いものになりそうな気はするが、現時点では翻訳に目を瞑っても歯がゆい出来。しかもPC版のバージョンは2021年時点でFinalとなっており、公式の開発情報もCS版やモバイル版、続編?サンドロックの話題が中心である。これでこの値段というのだから人にはちょっと勧められない(筆者はEpicの配布で入手)。

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感想

Posted by hacca