登場人物に捧げる50の質問:Sifre&Sifar

創作

習作のために昔書いたものです。テキストの山の中から発掘したので載せておきます。
お借りしました:http://www.geocities.co.jp/Bookend-Hemingway/6791/cast2.html


Q01.本名と通称(あれば)をどうぞ。
「私はシフレ」
「シファルだ」

Q02.性別、年齢を教えてください。
「19歳よ。男女の双子、珍しいでしょ?」

Q03.自分の見た目や印象はどうですか? よく言われることはありますか?
「髪や肌の色なんかは、父さん譲りかな。顔立ちや背格好は母さんに似てると思う」
「ノルドに間違えられることもあるが、俺にはノルドの戦士のような戦い方はできない」

Q04.好きな、またはよくしている服装、髪型、アクセサリなどは。
「動きやすい服装が好きかな。私から見ると、シファルはとんでもなく派手」
「仕事柄、目立った方が都合のいいこともある」

Q05.家族構成を教えてください。
「両親と俺たちの4人家族だった。タロス崇拝者の一派が集落を焼いて、散り散りになった」
「父さんは私たちを逃がすために武器を取った。その後どうなったかはわからない。
母は私とシファルを連れて戦場を離れたけれど、母は途中で深手を負って、その時にシファルともはぐれてしまったの」
「父も母も、昔のことはあまり話さなかったが、かつては帝国軍に属していたようだ。おそらくは、集落の他の住民たちも」

Q06.家族にはどんな思い出がありますか?
「父さんと母さんからも、狩人のみんなからも、素敵な思い出をたくさんもらったわ。今だって、こうしてシファルがいてくれる」
「……」
「なんでそんな顔するのよ。私、あんたが生きてるって知った時、すごく嬉しかったんだから」

Q07.自分はどんな性格だと思いますか?
「この明るさが私の取り柄のひとつね」
「日和見主義」

Q08.ご職業は?
「狩人、兼、薬草売り?」
「傭兵」

Q09.ご趣味は?
「最近はカゴ編みかな。上手に出来ると仕事も楽しくなるの」
「思い当たらない」

Q10.特技、得意なことはなんですか?
「食べられる野草とそうでないのを見分けるのが得意。あと、おいしく食べるための料理もね」
「剣術、利き酒」

Q11.逆に苦手なものは?
「シファルは人付き合いが苦手。図星でしょ」
「そうでもない」

Q12.好きなものは?
「雨上がりの静かな森を散策するのって、楽しいのよ。足場は悪いけどね」
「強いて言うなら、香油」

Q13.嫌いなものは?
「しつこく値切ってくるお客」
「口うるさい依頼主」

Q14.くせはありますか?
「姉は意外と短気だ。思う通りにいかないと、すぐ舌打ちする」
「そ、そんなことないったら。シファルこそ、そうやって澄ました顔でいつも人のことを誂うんだから。意地が悪いわ」

Q15.どんな夢や目標がありますか?
「えっと……そうね、一度でいいから、スイートロールをお腹いっぱい食べてみたい」
「特にない。ひとつはもう叶ったようなものだ」

Q16.秘密にしていることはなんですか?
「私、隠し事はしない主義なの」
「そう言う人間ほど信用ならないものだ」
「あんたねえ……」

Q17.やっていて楽しいこと、または日頃の楽しみといえば?
「日々の生活、それ自体かしら。楽しいことばっかりってわけでもないんだけどね」
「仕事終わりの一杯」

Q18.食事の好みを教えてください。
「香草の入ったトマトのスープが好き。昔、母がよく作ってくれたの。このあたりだと、トマトはなかなか手に入らないけどね」
「切ったパンを軽く焼いて、エイダールチーズに蜂蜜をかけたものを添えると、いい付け合わせになる」
「へえー!いいわね、それ。今度作ってあげるから、材料費おごってよ」

Q19.お酒はどうですか?
「好きだけど、あまり飲まないわ。やめられなくなっちゃうと困るから」
「少し前は、寝酒をよくしていた。今は仕事終わりに少々引っ掛ける程度だ」

Q20.睡眠時間はどのくらいですか? 夢は見ますか?
「6時間くらいかしら。夢……あんまり見ないかもしれない」
「その時々だ」

Q21.暇なときはどうしていますか?
「優先順位は低くても、やるべきことってのはたくさんあるからね。それを少しずつ片付けるかな」
「武具の手入れ、情報収集……いろいろだ」

Q22.時間や約束は守る方ですか?
「私、ちょっとお寝坊さんなのよね」
「厳守する。信用にかかわるからな」

Q23.周囲の環境について思うことは。
「カイネスグローブはいいところよ。ちょっと……いや、かなり寒いけどもね」
「特には、何も」

Q24.友人にはどんな方がいますか?
「友人ってよりも家族に近いけど、狩人のみんなには本当によくしてもらったわ」
「交流のある同業者は数人いるが、状況次第で敵対関係になることもある。お互い、さほど情はない」

Q25.気になる人の名前と理由を教えてください。
「詩人のタルスガルさん。見た目に似合わず武闘派よね。何者なのかしら?」
「護衛の任の帰り、街道で首のない騎士を見かけたことがある。あれはどこから来て、どこへ行くのだろうな」
「やだ、それって幽霊じゃないの?」

Q26.好みのタイプは。
「子ども好きで、家庭的な人。それでいてハンサムだと最高ね」
「……」

Q27.こういうタイプはダメ!
「ヒモみたいな飲んだくれは勘弁かな」
「……」

Q28.プライバシーということについて一言。
「森育ちだからかしら、あまり気にしたことがないかも……」
「誰しも、踏み込まれたくない領域というものはある」

Q29.いつも持ち歩いているものは。
「採取や加工に使う、ちょっとした工具とか。なめし皮で作った入れ物にまとめてあるの」
「この袋には、欠けた刃が入っている。俺の剣術の師と、兄弟子たちの、形見の品だ」

Q30.宝物はなんですか?
「ひとり暮らしを始める時、親友から鷹の羽飾りをもらったの。とっても綺麗でしょ。これは、私たちの間では真の友情を意味するものなのよ」
「昔、父からもらった短刀がある。どこへやったかと思っていたが、別れ別れになる前に姉に預けた荷物の中に入っていたらしい。最近、俺の手元に戻ってきた」
「あなたが取りに来ると思って、私ずっと持ってたのよ。私にとっても大事な宝物だから、返すかちょっと悩んだけどね」

Q31.守りたいものはありますか?
「今、横目で私のこと見たでしょ。うふふ、可愛いところもあるのね」
「自意識過剰だな」

Q32.欲しいものを手に入れるためには……
「そうね、頑張ってお金を貯めるわ」
「それにふさわしい人間になれるよう、鍛錬する。これまでもそうしてきたつもりだ」

Q33.こういうことは許せない!
「お金儲けのために、人を騙したり、陥れたりするのって、絶対許せない」
「雑に使い捨てられる同業者を、数多く見てきた。こういう仕事をしている以上、モノ同然に見られるのはやむを得ないことだが」

Q34.体は丈夫な方ですか?
「健康そのものよ」
「そうだな」

Q35.元気を取り戻すために何をしますか?
「おいしいものを食べて、たくさん眠る。これに限るわね」
「寝酒……は、もうやめた。必要がなくなったからな」

Q36.家事はしますか?
「それはもちろん。やらないと、生きていけないからね」
「必要があればする。なければしない」

Q37.気が付くとしている姿勢はありますか?
「シファルは、よく壁に寄りかかってるわね。カッコつけてるのよ」

Q38.普段やることはなんですか?
「毎日のお仕事」
「同じく」

Q39.体を洗うときはどこから洗いますか?
「うーん、肩?腕?」
「髪」

Q40.暑さと寒さはどちらがいいですか?
「暑いくらいの方が、身体が動くかな」
「……あまり考えたことがない」

Q41.勉強、学習について一言。
「日々勉強よ。それが生きるってことだと思ってる」
「昔、とある依頼主から、報酬の足しにと算術を教えられたことがある。
当時は何の役に立つかよくわからなかったが、その知識に幾度となく救われてきた」

Q42.お金、社会的地位について一言。
「お金は大事だけど、すべてじゃないわ」
「十分な暮らしができれば、心は豊かになる」

Q43.芸術に対する姿勢を教えてください。
「うーん、あんまりわからないかな……」
「人の文化的な営みには、必要不可欠なものだ」

Q44.古いものと新しいもの、どちらが好きですか?
「それって何か、主義の話? 私はどっちも好きよ」
「よりよいものを求める欲は、進歩に繋がる。破滅とも紙一重だが」

Q45.何か問題が起きたらどうしていますか?
「すぐ取り乱しちゃうんだけど、その時々で善処してるつもり」
「己の置かれている状況を把握することに努める」

Q46.仲間内ではどんな役回りですか?
「弓は得意だけど、仲間内にはもっと狩りが上手な人がいたから、私は裏方が多かったかな。見張りをしたり、火をおこしたり、材料を採ってきて仕掛けや薬を作ったり、皮や肉を加工したり」
「同業者には屈強な戦士が多い。そういう奴らと組んだ時は、軽業を活かして遊撃や急襲に回る。俺が前衛の時は、囮役を買って出る」

Q47.人が倒れているとします。そこに通りがかったあなたはどうしますか?
「私ひとりじゃ運べないだろうけど、ちょっとした手当くらいなら。動けそうなら、せめて獣の出ないところまでは送っていってあげたいかな」
「地獄の沙汰も金次第。俺を雇う気が向こうにあるなら、無下にはしない」

Q48.昔のあなたに言いたい事は。
「あなたはひとりじゃないよ、大丈夫だよって、言ってあげたいかな。母さんを亡くしてしばらくは、泣いてばっかりだったから」
「前を見て歩め。師が俺にくれてよこした言葉だ」

Q49.至福のときはどんなとき?
「着るものや身体が汚れていなくて、お財布にいくらかお金があって、そしてお腹がいっぱいの時!」
「姉と概ね同じだ」
「あら、珍しく意見が合ったわね」

Q50.自分の作者に一言どうぞ。
「ね、もっといろんな服を着せてくれてもよかったんじゃない?」
「最初の配置場所の方が静かでよかったのだが、仕方ない」

Q51.(おまけです。ここは作者に回答してもらってください)このキャラクターのコンセプトは何ですか?
双子って設定にしたからには何か対立物を表現したいなと思って、こんな感じになりました。

スポンサーリンク

創作

Posted by hacca