登場人物に捧げる50の質問:Hubert

習作のために昔書いたものです。テキストの山の中から発掘したので載せておきます。
お借りしました:http://www.geocities.co.jp/Bookend-Hemingway/6791/cast2.html


Q01.本名と通称(あれば)をどうぞ。
「名はヒューバート、姓はフェリアという」

Q02.性別、年齢を教えてください。
「見ての通りだ。歳はもう長く数えていないから、正確にはわからない」

Q03.自分の見た目や印象はどうですか? よく言われることはありますか?
「どうだ、忌まわしいだろう。
 みなまで言わなくていい、俺自身が一番そう思ってる」

Q04.好きな、またはよくしている服装、髪型、アクセサリなどは。
「服装は実用性第一で、他は特にこだわらないが、とにかく肌の露出は避けている。
 陽に当たって火傷でもしようものなら、周りに気取られかねない」

Q05.家族構成を教えてください。
「父は早くに死に、病気がちの母と、俺と、妹で暮らしていた」
「それも、今となっては遠い昔の話だが」

Q06.家族にはどんな思い出がありますか?
「……俺にとってはかけがえのないものだった」

Q07.自分はどんな性格だと思いますか?
「自覚してはいるんだが、無愛想だと感じさせたならすまない」

Q08.ご職業は?
「吸血鬼殺しというのは職業のうちに入るのか」

Q09.ご趣味は?
「意外に思うかもしれないが、本が好きだ。
 外に出られない時、言いようのない不安に駆られる時……いい気慰みになる。
 特によく練られた物語や、叙情あふれる詩集などはな」

Q10.特技、得意なことはなんですか?
「射撃の腕には自信がある。伊達にこれで食ってはいなかったさ。
 弓もいいが、少ない手数で確実に仕留めるのなら断然こっちだ」

Q11.逆に苦手なものは?
「魔法は不得手だ。それでもブレトンかとよく言われたものだった。
 今の身体になって多少扱えるようになったが、努力してそうなったわけではないし、便利ではあっても嬉しくはない」

Q12.好きなものは?
「本。……さっきも言ったか?」

Q13.嫌いなものは?
「……吸血鬼」

Q14.くせはありますか?
「自分ではなかなか気付かないものだ。他者からの指摘があれば別だが」

Q15.どんな夢や目標がありますか?
「いつ渇きに呑まれるとも知れぬ身だ。悠長に先のことなんか考えていられるか。
 俺はいつでも今現在の俺にできることをする、それだけだ。
 ……この道に終わりがあるとすれば、それは俺が果てる時だろう」

Q16.秘密にしていることはなんですか?
「かような身の上だからな、世間様には隠し事ばかりだ」

Q17.やっていて楽しいこと、または日頃の楽しみといえば?
「繰り返しになるが、本は好きだ。……他は思いつかないな」

Q18.食事の好みを教えてください。
「俺が飲むのは専ら人間以外の血だ。少なくとも、それで渇きを凌げるうちは。
 ……欺瞞でしかないのは百も承知だよ。森の動物たちだって必死に生きているのだからな」

Q19.お酒はどうですか?
「日頃、血を飲む時のごまかしに葡萄酒を使っている。……贅沢に思うか?
 もっとも、味も酔いも感じない今となっては、楽しい酒というものはありえないのだが」

Q20.睡眠時間はどのくらいですか? 夢は見ますか?
「眠りはいつも浅い。この身体は寝台より棺桶で眠りたがるが……俺はそれに従いたくない。
 こうなってからほとんど毎日のように悪夢を見るが、もう慣れた。いちいち気にかけていたらおかしくなってしまう」

Q21.暇なときはどうしていますか?
「大抵は訓練や武具の手入れをしているが、そんな気分になれない時がないでもない。
 そういう時は、読みかけの本を手に取る」

Q22.時間や約束は守る方ですか?
「まあ、そうだな。それが道理だ」

Q23.周囲の環境について思うことは。
「ジェラール山地の麓には豊かな森林が広がる。故郷の森によく似ているよ」

Q24.友人にはどんな方がいますか?
「協力者ならいないことはないが……」

Q25.気になる人の名前と理由を教えてください。
「今のところはいない。
 ……悪いな、他人に無関心で」

Q26.好みのタイプは。
「匂い立つような妖艶な美女とならば、一夜を共にするのも悪くないかもな。
 ……冗談だ。誤解のないように言っておくが、俺は火遊びは好まない」

Q27.こういうタイプはダメ!
「うまく言えないが……縋られるのは苦手だ。
 俺には求められたものを与えてやれる自信も、そこまでの甲斐性もない」

Q28.プライバシーということについて一言。
「隠れ家を持つようになってから、心の負担が少し減ったような気がする。
 あまり意識したことはなかったが、外にいると人目を気にしすぎてしまうのかもしれない」

Q29.いつも持ち歩いているものは。
「”仕事道具”にはいつでも手が届くようにしている。いつ何時どこに”獲物”がいるかわからんからな。
 他は葡萄酒と、カモフラージュ用の干し肉。後は……このアミュレットか。
 俺はステンダールの熱心な信者ってわけじゃないんだが、故あってな」

Q30.宝物はなんですか?
「ハハ、あるように見えるか? ……とうに失くしてしまったよ、何もかもな」
(首にかけているアミュレットを物思わしげに握りしめる)

Q31.守りたいものはありますか?
「俺はもう手遅れだが、俺と同じような思いをする者を僅かでも減らすことができるならば……
 いや、今のは聞かなかったことにしてくれ。俺が吸血鬼を狩るのは、所詮は俺自身のためでしかないのだから」

Q32.欲しいものを手に入れるためには……
「『手段は選ばない』と言うべきところか? 生憎だが、俺はそうじゃない」

Q33.こういうことは許せない!
「無垢を踏み躙るような非道な真似を許してはおけない。
 俺も既に人の道を外れた身だが、俺は、まだ……俺は人間だ。少なくとも、この心、この魂だけは、まだ」

Q34.体は丈夫な方ですか?
「この通り、便利な身体でな。多少の傷なら、すぐに塞がる」
(おもむろに得物を抜いて実践する)

「毒もあらかた試したが、ほとんど効力を成さないらしい。風邪も引かない。忌まわしいことだ」

Q35.元気を取り戻すために何をしますか?
「どうしても眠れない日というのが時折あって、その時だけは棺桶で眠る。
 できれば使いたくはないのだが……渇けば渇くほど、その衝動には抗いがたい」

Q36.家事はしますか?
「必要に迫られたらな」

Q37.気が付くとしている姿勢はありますか?
「腕を組みがちだな」

Q38.普段やることはなんですか?
「各地で情報収集をしている。手がかりが見つかれば、後は足で探す」

Q39.体を洗うときはどこから洗いますか?
「頭だな。それが一番理にかなっているだろう。
 足から洗ったりすれば、他を洗っているうちにまた汚れてしまいかねん」

Q40.暑さと寒さはどちらがいいですか?
「……吸血鬼にそれを聞くのか。まあいい。
 暑いも寒いも、今となっては遠い感覚だが……仕事は北の地の方がやりやすい。
 環境が過酷であればあるほど、”邪魔者”は少ないからな。何事にも例外はつきものだが」

Q41.勉強、学習について一言。
「本で退屈しのぎをしていると、己が文盲でないことを心底有難く思う」

Q42.お金、社会的地位について一言。
「いずれも俺には縁のないものだ」

Q43.芸術に対する姿勢を教えてください。
「あまり難しいことはわからないが、美しいものに心を動かされることくらいは、今の俺にもある」

Q44.古いものと新しいもの、どちらが好きですか?
「そうだな……武器は使い慣れたものを直しながら使うことが多い。
 モノと程度によるが、自分の命を預ける相手はよく見知った相棒の方がいい。
 ピカピカの新兵さんよりはな」

Q45.何か問題が起きたらどうしていますか?
「思考の落とし穴に嵌まらないように気をつけている。視野が狭まるとロクなことがない」

Q46.仲間内ではどんな役回りですか?
「仲間か……ひとりで戦うことに慣れすぎてしまったな」

Q47.人が倒れているとします。そこに通りがかったあなたはどうしますか?
「そいつがまだ生きていて、吸血鬼の罠でないことが確認できれば、近くの街まで送り届ける。
 見殺しは……後味が悪い」

Q48.昔のあなたに言いたい事は。
「強くなければ何も守れない」

Q49.至福のときはどんなとき?
「……それはきっと、誰かをこの牙にかける時だろう。
 そういう昏く果てのない欲望が、俺の中には間違いなくある。どんなに人間ぶっていようと、な」

Q50.自分の作者に一言どうぞ。
「夜更かしは感心しない」

Q51.(おまけです。ここは作者に回答してもらってください)このキャラクターのコンセプトは何ですか?
根本的にはAzelと同じですが、Azelでやらなかったことをこっちでやってる感じです。復讐鬼ということもあって、背景はこちらの方が暗いかも。
配色はAzelと対にしつつ返り血が映えるような感じにしました。

スポンサーリンク

関連記事


Published:2018-2-24 /

Be First to Comment

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA